2015年1月18日

Je ne suis pas Charlie...①


 タイ北部の村にいます。


 今回は小さめの2階建て一軒家を借りてみた。

 バンコクより北にあるせいか田舎のせいか、日が暮れると気温が下がり、家の中は涼しすぎるほど。しかも南国仕様のこの家は、窓はたくさんあるけれど窓ガラスはない(網戸だけ)ので、室温は外気温と同じだ。明け方は小鳥のさえずりが枕元まで盛大に入ってくる。

すでに体も南国仕様になっているのか、今朝は家の中でダウンジャケットを着ていた。こちらの太陽はエネルギッシュすぎて、いつも逃げ回っているが、今朝ばかりは日の出が本当に待ち遠しかった。

 バンコクも年に何日か、最低気温が20度を切る日がある。そういう時は盛大にせきやくしゃみをし、鼻水を流す人が急に増える。日本人には微笑ましく感じる光景だが、こちらでは水シャワーが一般的なので、風邪をひきやすいのだろう。気温が10度台の朝に水シャワーを浴びるのは結構な覚悟が必要。一度やってみるとわかる。しかもタイ人は日本人よりよほどきれい好きで、朝シャン(←古いか)してこない日本のおじさんは露骨に嫌われる。

 自転車で30分ほどの市場まで買い物に行ったり、庭をほうきで掃いたり、洗濯したり、3度の食事を考えたり、ドイツ人のおじさんが焼くパンを近所まで買いに行ったりしていると、1日は本当にあっという間だ。去年までどうやって会社に行く時間を捻出していたのか、すでに想像もつかない。

 この家ではモバイルルーターを借りてネット接続している。まあのんびりした速度で、メール5通を受信するのに1分かかったりするが、私は1日中スマホを見ている人ではないので(見たくても持ってない)平気だ。

 もちろんテレビはない。今までは職業上、事件事故をいち早く知るために、休みの日もテレビをつけっ放しにしていた。25年間も・・・これからは、表層的な情報からは意図的に離れてみようと思う。
 ここで話は突然、パリに飛びます。



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