いよいよ、恐怖の「電話相談実習」が始まった。
「実習」とは名ばかり。「日常の悩み、心の健康に関する相談を受け付けます」としてインターネット上に公開されている電話番号の、受け手になるのだ。
クラスメート3人でひとつの固定電話を囲み、順に応対した。受話器を置いてもすぐ次のコールがあり、休む暇もなかった。
私を含めて、「そもそも電話で話すこと自体が苦手」という3人。深刻な内容の電話もあって、全員のメンタルが危機的状況に。
「あなたも電話相談に掛けてみればいいのよ~ プロから応対の基本を学べるわよ」と、指導教員は言う。
いや、冗談抜きで、こっちが心の悩みを相談したい気分。
電話相談を利用する全国の皆さん、もし心細げな初心者相談員に当たってしまったら、本当にゴメンナサイ!
言葉を武器に仕事をする、コピーライターの梅田悟司さんと経営コンサルタントの安達裕哉さん。2人の対談に心理職の仕事にも通じるものがあったので、一部を紹介します(日経ビジネス電子版より)。
・結局、何が相手に刺さるのか。それは相手のことを思い、相手のために使った時間。人は「努力の跡」や「かけたコスト」を見ている
・生成AI(人工知能)の出力をそのまま出した企画書への不信感は、裏を返せば「こちらのために考えた跡が見えないよね」に帰着する
・コピーをつくるときは、まず相手に話してもらう。途中で間が空いても、すぐには埋めない。すると、相手がまた話し始める。同じ話が繰り返されるところまで聞いて、何を大事にしているのかを探っていく
・本音をちゃんと伝えようとすると、付き合える相手が限られてくる。「この人に時間をかけよう」、逆に「この人にはかけない」。これを決めざるを得ない
・平等に接するのは正しいけれど、現実には、誰にどこまで時間をかけるかを平等にはできない。本音を伝えるのは、それくらい時間がかかる
・「本音」とは、「やさしさを配る」こと。やさしさを配るとは、相手のために時間を使うこと。でも配りすぎると、自分のやさしさが枯渇してしまう。10人は無理で、結果的に5、6人にしか配れていない
・最近使うようにしている言葉は「最近、仕事どう?」ではなく、「最近、人生どう?」。その質問自体が、「あなたに興味があります」と伝えている
・別に壮大な物語を語るわけではない。「最近、面白いことある?」からでいい。「旅行に行った」でもいい。そこから時間をかけると、「本当はこういうことがやりたいんですよね」という話が出てくる。それは仕事の話というより、「生きざま」であり「人生」の話
| Alleppey, South India 2026 |





