大学院でレポート課題の下調べをしたり、統計ソフトに書きこむプロンプトを考えたり、修士論文で使う先行研究を要約したりする時。
無料で使える各種AIが、大活躍する。
多くの教員も、学生がAIを使っていることを知っている。「この研究にはこのAI」と、お勧めAIを教えてくれる教員も、いたりする。
残酷な締め切り期限が課されるレポート課題、膨大な関連資料の読み込み…
AIは、われわれ大学院生の大親友だ。
コロナ禍の時、台湾の初代デジタル担当相として大活躍した天才的プログラマー、オードリー・タン氏。
彼はAIの可能性を肯定的に見ながらも、「親友にしてはいけない」と言う。
日経ビジネス電子版の記事から、一部を紹介します。
・2016年に囲碁AI「AlphaGo(アルファ碁)」が、韓国のイ・セドル九段と対局して勝利した。当初はAIが人間の棋譜を学習していたが、その後AI同士の対局によって学ぶようになり、人間の囲碁の能力を上回るようになった
・すると両者の関係は逆転し、人間がAIから学ぶようになった
・囲碁で得点を最大化するといった、狭く定義された課題で一番になることに置いているような人は、AIの方が囲碁をうまく指せるようになると、がっかりするかもしれない
・しかし、人間が徒歩で馬と競争することに意味はない。馬と競う必要はなく、馬に乗ればいい。馬はスピードを与えてくれるが、進む方向を選び、旅に意味を与えるのは、依然として人間だ
・今年、日本で行われたイベントに登壇した。私は(AIを搭載するメガネ型の)スマートグラスをかけていたので、日本語で話す対談相手の発言を、視線を合わせたままで理解することができた。スマートグラスに英訳がリアルタイムで表示されたから
・私はこのようなAIを「支援的知能」と呼んでいる。こうしたテクノロジーは、人々の距離を近づけ、集団知を拡張してくれる。以前は理解し合えなかった言葉を語る人々が、スムーズに会話できて仲間のような一体感を得られるようになる
・最も重要なアドバイスは、AIが親友のような存在だと勘違いしないこと。多くの経営者は、質問を投げかけると、「私はこう思います」「あなたは100%正しい」「素晴らしいアイデアです」といったふうに答えるAIを使っている
・そうすると、実在する人間に自分が肯定されているように感じ始めるかもしれないが、それは幻想だ。AIシステムが役割を演じているにすぎない
・経営者は、AIとやり取りする際のスタイルを変えるべき。褒めたり、感情を表現したり、友達のふりをしたりしないような指示を追加した方がいい
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