「鴻上尚史のどんといこう!ほがらか人生相談~息苦しい『世間』を楽に生きる処方箋」鴻上尚史著 朝日新聞出版
AERA dot.に連載中の「鴻上尚史 ほがらか人生相談」が、ついに7冊めの単行本になった。
この連載、大好き!
相談者にとことん寄り添い、毎回具体的で現実的な対処法をアドバイスするのもすごいが、何より、日本社会特有の「世間」をとても窮屈だと思う鴻上さんのスタンスが、いい。
本文中、特に激しく共感してしまったところを、書き出してみます。
・人間関係に害毒を流し込む2大フレーズが、「他人に迷惑をかけないように」と「あなたのためを思って言ってるの」
「他人に迷惑をかけないように」が害毒なのは、「迷惑か迷惑じゃないかを決めるのは、相手であってあなたではない」から
「あなたのためを思って言ってるの」が害毒なのは、「期待するのは、自由。でも、それを口に出して押し付ける権利はあなたにはない」から。
・理想の人間関係は「自由の相互承認」だと思う。それは「あなたが私の自由を侵害しない限り、私はあなたの自由を認めます」ということ
・「関係」というのは、持続する運動。毎日の積み重ねで、お互いの関係は深まっていく。「所有」のように、いちど自分のものになったらそれでおしまい、というわけではない。つきあっているというのは固定した状態ではなく、つきあい続けるという関係が大切
・恋愛も子育ても同じだが、相手のことを愛おしく思い、相手が大切な存在になればなるほど、大きな喜びを相手からもらえるが、同時に、相手のいろいろなことに苦しむようになる
・他人に「自慢したい」ということは、「今の自分を大きく見せたい」ということ。それはつまり「今の自分は大きくない」ということ
・ひとりが寂しいという理由で友人を求める人には、友人はできない。友人は、孤独を埋めてくれるカウンセラーではない。ひとりでも充分充実していて、休日にひとりで充実して過ごせる人が、他人と友人関係を作れる
・子どもは親の言う通りではなく、親のやっている通りに育つ
・アメリカで、ただ白人であるだけで自己の優位を主張する人を「白人至上主義者」と呼ぶ。自慢することが「白人であること」しかない人
・日本人であるというだけで海外の人を差別する人を「日本人至上主義者」と呼ぶ。自慢することが「日本人であること」しかない人
・「男性優位仮説」を強く信じている人は、「男性至上主義者」。自慢することが「男であること」以外にない人
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| Alleppey, South India 2026 |

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