年下の友だちと資産運用の話をしていたら、あるお笑い芸人の名が出た。
厚切りジェイソン、36歳。
その著書「ジェイソン流お金の増やし方」は、43万部のベストセラーになったという。
彼は「アメリカ株インデックス投信の積み立て」という、とてもオーソドックスな方法でFIREを達成している。投資哲学は共感できるが、日経ビジネス電子版のインタビューを読むと、かな~り変人だ。
以下に厚切り名言集を…
・FIRE達成の鍵は「収入と支出の差額ですね。言い方は悪いですけど、僕はまあ高収入で支出が少ない」
「僕は私服は今でも人からもらったものを着ていて、自分で買ったことがほぼないんです」
「業務スーパー」で買った2リットルの飲料の空き瓶に、インスタントコーヒーを溶かして「今日も3リットル飲みましたよ」
「今日もオーケーストアに行きました。牛乳や冷凍食品など30kgくらいの買い物をして、登山リュックをしょったまま歩いて」
「普段も2km離れている業務スーパーまで行って、満杯のリュックをしょって帰りますよ」
「マイバッグも必ず持ってます。レジ袋にマネー払ってる場合か!」
「母が節約の努力を見せてくれたのが大きいと思います」「米国の教育は教会と学校と家庭の3本柱で、金銭教育は基本、家庭内で教えます」「日本は学校に任せ過ぎの人が多く、家庭教育もあまり熱心じゃないかも」
「手元には3カ月分の生活費を残して、後は全部投資に回していい」「なぜ3カ月かというと、それだけあれば次の収入を見つけられる自信があるからです」
「最近ですと収入の95%くらいを投資に回していて、究極というか、もうこれ以上やりようがない感じ」
「データは友達ですね。ロシアのウクライナ侵攻の時には、世界的な紛争で株価が暴落した後、戻るのにどのくらいかかるのかを調べました。3カ月ほどで戻ってくる傾向があるのが分かりました」
「父はリーマン・ショックの時に狼狽売りして、後悔してました。僕はそれを見ていたので今回のコロナショックでは売却しないで済んだ」
「夫婦でお金の価値観が合わないとうまくいかないケースがある。金銭感覚の不一致は米国の離婚原因の上位に入ってます」
「ともかく日本は年金制度があり退職金が出るところも多いから、これまではお金の知識がなくても何とかなった人が多いのは事実ですよ。ただ、この先はちゃんと考えた方が有利な時代になると思います」
Matsumoto City Museum of Art |
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