もしインターネットだけで仕事ができたら、どこで暮らしますか?
コロナ禍で100%リモートワークに切り替わり、都心に通う必要がなくなった人もいる、らしい。
でも自分の周囲に限っては、
「ウチの会社はリモートワーク率0%」
と、自嘲気味にいう人ばかり。
ちなみに、友人の多くは新聞やテレビなど、時代の最先端をいく?はずの人たち。旧態依然とした業界の体質が、こういう時に露呈する。
記者会見もオンラインでやるこのご時世、会社に行かなくてもよさそうなのに。
サッカー担当記者をしている私の友だちは、スポーツ専門チャンネルで試合を見て(あるいは見たことにして)、試合後の会見にはズームで参加。悠々と、家で記事を書いているという。
やればできるじゃないですか。
都内の不動産会社で働く別の友だちは、上司と交渉して、週に数回のリモートワークを勝ち取った。でも不思議と、彼女に追随する同僚はいないらしい。
よっぽど家の居心地が悪いのか。
そして上司からは、在宅勤務を認める条件として、パソコンのカメラを常にオンにしておくよう求められたという。
部下を監視する暇があるなら、経営判断に時間を割いた方がいいのではないでしょうか。
投資家という自分の本業は、もともと住む場所を選ばない。たまにネットがつながればOKだ。今年は、街でやっていた有償無償の副業をすべて辞めて、春から信州の山奥に移り住んだ。
ところが4月下旬、気温がまさかの氷点下に下がり、雪まで積もった。そしてそういう時に限って、石油ストーブが故障した。
コロナより、寒さ。夏の間は涼しくて快適だったが、冬はどうしよう。
近くの森に、美しい女性が暮らしている。彼女の職業は「翻訳家+大学講師」。春までは週に何度か、特急あずさで東京の大学に通っていた。コロナで授業がオンラインになり、今は通勤しなくてもよくなった。
彼女は東京から移り住んで3年目、厳しい冬も慣れたもので、雪の山道を四駆で走り回っている。でもやはり1~2月は寒く、部屋を暖めるために、ひと月400リットルの灯油を消費すると言っていた。
話を聞いたら、ますます逃げ腰になった。自分には、定住は無理かも。
冬が来る前に森を出て、どこか新しい町で暮らそう、かな。
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