全国紙のY新聞に、「シングルスタイル」というコーナーがある。
独身やひとり暮らしの中高年の生き方にスポットを当てて、著名人にインタビューしたり、読者の投稿を紹介したりする。
ひとり暮らし歴5年目の当事者としてたまに読むが、ちょっと違和感。ほぼ毎回「ひとり暮らしは孤独」「独身は寂しいもの」という考えを前提にして、どうやってそれに対処するかが書かれている。
ひとり暮らしって、そんなに孤独で寂しいものかな。
「幸福度」の新しい国際的新指標「フラーリッシュ」で、日本はまたまた?最下位になったそうだ。ナショナルジオグラフィック日本版の記事を、さわりだけ紹介します。
・「フラーリッシュ」は持続的幸福度の尺度。22か国20万人に「人生の目的を理解している」「あなたの身体的な健康状態はどれくらいですか」「通常の月の生活費が足りるかどうか心配する頻度はどれくらいありますか」などを質問
・その結果、人々の持続的幸福度は、お互い助け合うことで高まることが明らかになった。深い満足感やウェルビーイングの感覚を与えてくれるのは、所有物やバーチャルな関係ではなく、個人やコミュニティーによる選択
・18歳から29歳の人は各国とも持続的幸福度が低い。現代の若者は、生活費の問題やコロナ禍の影響、将来の仕事への不安、宗教や政府など社会制度のほころびといった問題に頭を悩ませている
・人々が感じる人生の意味と持続的幸福度は、その国の1人当たりGDP(国内総生産)と逆相関の関係。人生の意味と目的については、常に第三世界の人々の方が高く回答している
・22か国の持続的幸福度1位はインドネシア。インドネシアの1人当たりGDPは約5250ドル(約75万円)で、下から3番目。幸福度が最も低かった日本の1人当たりGDPは約3万5600ドル(約510万円)
・出生率の低下、家族形成の難しさ、社会的に孤立している男性の多さなどの問題や、宗教行事に参加する人の少なさが、日本人の持続的幸福度の低さに影響を及ぼしている可能性がある
・日本は過去150年間に経験した急激な経済的、文化的な変革のせいで、持続的幸福の多くの領域で比較的高い犠牲を払うことになったと思われる
・ボランティア活動やボウリング大会などの世俗的なコミュニティー行事への参加は、幸福度を大きく上昇させる。グループ活動に参加することは社会的つながりの感覚を高め、よりよく生きる助けとなる
・誰かと一緒に食事をすることも幸福感と強く関連する。だが米国人の4人に1人が、前日の食事は1人で食べたと報告。韓国と日本では過重労働文化の影響か、誰かと夕食を共にするのは1週間に1、2回だけという人が増えている
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Shanghai China, 2025 |
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