新聞社時代の同僚が、30代で退社して英語学校を開き大成功した。彼が書いた本のタイトルが、「1日30分を続けなさい!」。
月刊の英語教材を買って、私も「1日30分を続けなさい!」と唱えながら、細々と英語を続けている。
この月刊誌には毎号、英語の達人たちのインタビューが掲載される。地方の大学を出て、留学なしでニューヨーク・タイムズ記者になった女性。サラリーマンを60歳で定年退職の後、猛勉強して同時通訳者になった男性などなど。
すごすぎる・・・
NYTimes記者になった女性には、実際に会って話を伺った。別に英語訛りの日本語を話す訳でもない、日本女性らしい控えめな方だった。
ネパールで会った彼女の妹さんに聞くと、「姉はかなりストイック」。それを聞いて妙に安心した。並々ならぬ努力を続ける、不屈の人なのだろう。
英語で食べている人と会った時は、英語との出会い方を聞いてみる。ハワイで通訳をしているAさんは、モルモン教の金髪青年が自宅に訪ねてきて、カッコよさに憧れ、小学校から英語塾に通ったという。
弁護士としてアメリカで働いた後、帰国して大学講師や翻訳をしているYさんは、親の仕事の関係で小さい頃にアメリカで暮らしていた。
同じ帰国子女でも、語学に苦手意識を持ってしまう人(=私)もいる。AさんもYさんも女性なので、女性は生まれつき人とのコミュニケーションを大切にする➡語学習得も自然に努力できる、というのが私の仮説だ。
子どもにボランティアで英語を教える機会がある。教科書を開くときの、彼らのイやそうな顔!自分のことは棚に上げて、そこまで嫌わなくてもいいのにと思う。
早晩、小学校でも英語が必修化される。早くから苦手意識を植え付けてしまうと、子どもの人生が暗くなる。
仲間の元英語教師が、隣でスパルタ式に文法を暗唱させている。私は、もっと彼らのモチベーションに訴えたい。
「英語を勉強すれば外国に行けるよ!」「ぼくずっと日本にいるからいい」
「フェイスブックやツイッターで英語でつぶやけば、世界中の人が聞いてくれるよ!」「私LINEでいい」
LINEは東南アジアで普及しているが、グローバルではない。いじめや仲間外れの温床にもなる。スタンプばかりでやりとりすれば、日本語まで退化しそう。
「英語ができればいろんな生き方ができるよ。それに、お金も儲かるかも!」
(と言いながら、我ながら品がなかったと反省)
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