受益者の皆さまへ
謹んで初春のお慶びを申し上げます。
Mファンドはこのほど、2016年の決算を行いましたので、ここに運用状況をご報告申し上げます。
①
投資環境と運用の結果
年明け早々、中国株バブルが崩壊し、世界的に株安となりました。その後、BREXITショックでも株安と円高が進行し、当ファンドは一時、30%を超える損失を被りました。
当ファンドの投資方針は、極力売買せず、市場に居座り続けること。それが税金と手数料を抑えて、複利効果を最大限に生かすことになります。したがって、ファンドマネジャー(=私)はポートフォリオを放置しました。
アメリカ大統領選(トランプ・ショック)でも市場は乱高下しましたが、その後は年末にかけて、一本調子の円安・株高となりました。
この結果、当ファンドの騰落率はドルベースで+4%、円ベースで+2%となりました。
これだけのリスクを取って、たったの2%か、という気がしないでもありません。日銀がマイナス金利を導入したいま、円建てで収益を確保するのは容易でない、と痛感しました。
銀行に預けるだけで5%の金利がついたあの頃が、懐かしい。
ちなみに同期間のMSCI世界株指数は、ドルベースで+5%でした。アメリカ株が好調で+9%、欧州株は振るわず-3%、新興国株は+8%、日本株は横ばいでした。
期間中、ドル円は2.5%の円高、ユーロ円は5%の円高でした。
②
ポートフォリオの現況
2年前までは99%株式でした。毎月の資金流入がなくなってから、先進国・新興国・日本株式に加えて、先進国・新興国・日本債券、および先進国・新興国・日本REITを新たに組み入れました。
昨年末時点の資産配分は、世界の株式が59%、世界の債券が27%、世界のREITが13%、その他1%となっています。
株式の中身は、先進国株が70%(日本株を含む)、新興国株が30%です。
円建て資産と外貨建て資産の比率は、24対76です。
(後編へつづく)
(後編へつづく)
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