2026年1月10日

日本のウーバーは、普通のタクシー

 

最近、やっと街中でウーバーの車を見かけるようになってきた。

但し! 海外のウーバーとは、完全に似て非なるもの。アプリで呼べるというだけで、料金はあのバカ高いタクシーとまったく同一なのだ。

これって、意味ある?

前回、前々回に引き続き、日経ビジネス電子版に載った作家・橘玲氏のインタビューを紹介します。

 

・破天荒な人物として有名な、米ライドシェア大手ウーバーの創業者トラヴィス・カラニックに限らず、イノベーターには反逆的な思考を持つ人が多い

・ウーバーにしても、民泊のエアビーアンドビーにしても、利用者に利益があるのだから、厳密には違法かもしれないけど、とりあえずやってしまえという発想が根底にある

・それに対して、日本はグレーゾーンに厳しすぎ。「利用者が不安になる」などの理由をつけて業界の既得権を守ろうとする。結果、今では東南アジアのどこの国でも配車サービスを自由に使えるのに、日本だけ普及していないという情けないことになる

・日本国内にいると、おかしなことに気づかなくなる。外国人観光客がタクシーがつかまらなくて困っていても「自分たちには関係ないんだからどうでもいい」という感じ。こういうのを「排外主義」という

・日本は1960年代~70年代の高度経済成長期から時間が止まっているように感じる。もともと日本人は太平洋戦争の終戦時に何もかも失ってしまったから、新しいことにチャレンジする以外に生きる術がなかった。ところがそれがうまくいくと、成功体験が既得権になって、これまでのやり方を変えることに頑強に抵抗するようになった

・年功序列・終身雇用の日本的雇用が典型。すでに機能不全を起こしている過去の遺産をひたすら守ろうとして、右肩下がりのまま半世紀が過ぎた

・今の日本では、親は子どもになぜ学校に行かなくてはならないのか説明できないし、自分が会社に通うことの意味すら分からなくなっている

・人種間や男女の格差ばかりが話題になるが、現代社会の最大の格差は「生まれた国」の違い。たまたま豊かな欧米や日本などに生まれた者と、アフリカや南アジアに生まれた者との間には、とてつもない経済格差がある

・私たちはどこで生まれるかを選べないのだから、リベラリズムの原則に立ってあらゆる差別が許されないなら、国境を開放するしかない

・カラニックら、テクノ・リバタリアンを動かしている一番大きな要因は「死の恐怖」。論理的・数学的知能が極端に高い人たちのなかには、幼少期に「死すべき運命」を知ってから、ずっとそれにとらわれている人が多い

・よって、テクノロジーによって変革をスピードアップさせようとする加速主義の本質は、「死の拒絶」



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