明けましておめでとうございます。
ブログ12年めは、まずお金の話題から…
私が海外投資に目覚めたのは、アジア金融危機で山一證券が倒産した1997年。
橋本龍太郎政権の「金融ビッグバン」で、ようやく個人でも外国株が買えるようになったタイミングだ。
とはいえ、「ニーサ」や「オルカン」などは、まだ影も形もない時代。米国アマゾン経由でパーソナルファイナンスの原書を買って読み込み、米国籍のインデックス投信を組み合わせて、国際分散投資のシステムを自作した。
当時、そんなハンドメイド投資家の指南役となったのが、オンライン掲示板「海外投資を楽しむ会」を主宰した作家の橘玲氏だ。最近も、『HACK』『テクノ・リバタリアン』『言ってはいけない』などの話題作を書いている。
前回に続いて、日経ビジネス電子版に載った橘玲氏のインタビューを一部紹介します。
・マイクロソフトが「Windows
95」を発売して脚光を浴びた時、証券会社の窓口でおじさんに「マイクロソフトの株はどうやって買えばいいんですか」と聞いたら、「なんですかそれ」。「米国の株です」と答えると、「日本株じゃないのに買えるわけないじゃないですか。もうちょっと株のことを勉強してから来てください」と説教された
・それまでの日本の証券会社には、富裕層の顧客が外交員から提供される内輪の情報で儲けるような、きわめて不公正な商慣行があった。だから自分たちは、オープンな情報を組み合わせて「普通の奴ら」の上を行くことを試みた
・ビットコインが出てきたとき、非中央集権的なマネーというのはものすごく魅力的だと思った
・2010年ごろ1万ビットコインはピザ2枚と交換されたが、現在は1ビットコインが8万8000ドル(約1400万円)になっている。だが、初期の頃にビットコインに投資しても、それを長期で持ち続けるのはものすごく難しい
・普通なら価格が10倍になれば、怖くなって売ってしまう。ビットコインのようなボラティリティーの高い資産を保有し続けるためには、国家が発行する貨幣や中央集権的なシステムを拒否する、リバタリアン(自由至上主義者)の信念みたいなものが必要
・暗号資産のシステムを支えるブロックチェーンの仕組みを理解して、それが世界を変える可能性を持っていることに気づくには、きわめて高い論理的・数学的知能が必要
・そして、AIや暗号資産を含むテクノロジーによる社会変革を推進しているのは、イーロン・マスクやサム・アルトマン、ピーター・ティールなど、個人の自由を重視するリバタリアン
・テクノロジーの指数関数的な能力の向上が近代の土台を揺るがし、中規模の国家に匹敵する富と強大なテクノロジーを持つ個人がとてつもない影響力を持つようになった。
この現実を認識しておく必要がある
