仕事を終えて病院を出ると、ちょうど日没。
家路につく愛車のガラス越しに、八ヶ岳連峰が真っ赤に染まっている。
そんな時、自分でもビックリするほどの幸福感に包まれる。
あー、生きてるだけで丸儲けだー!
些細なことで幸せを感じるのは、職場が緩和ケア病棟だから、かも。
「プレジデント」11月3日号で、作家で精神科医の樺沢紫苑氏が「幸せの三段重理論」を唱えている。ちょっと面白かったので紹介します。
・「今がつらい」「今が苦しい」と感じている人が、10年後に幸せになれるはずがない。「幸せな人生」とは「今日の幸せ」を積み重ねた先にしか存在しない
・今がつらい、苦しいと感じている人は「過去」の出来事を思い出して後悔する、あるいは「未来」や「将来」のことを考えて不安になっている人が多い
・過去や未来ではなく、現在にフォーカスすることが何より大切
・私たちが感じる幸福は、その時に分泌される脳内物質の種類で「セロトニン的幸福」「オキシトシン的幸福」「ドーパミン的幸福」の3つに分類できる
・セロトニン的幸福…「健康の幸福」。これを手に入れる最もシンプルで確実な方法は「睡眠」「運動」「朝散歩」
・オキシトシン的幸福…「つながりの幸福」。これを手に入れるために有効なのは「パートナーとの交流やスキンシップ」「仲間との会話やコミュニケーション」「ちょっとした親切やボランティア、ペットとの交流」など
・ドーパミン的幸福とは「お金、成功、達成、富、名誉、地位などの幸福」。これを手に入れるためには「お金や物に感謝する」「自分にはちょっと難しい課題に挑戦し、自己成長を実感する」「ワクワクするようなことをする」「他者に与えるような行動をする」ことが有効
・この3つの幸福を手に入れるためには、必ず守るべき優先順位がある
①
セロトニン的幸福(心と体の健康)
②
オキシトシン的幸福(つながり)
③
ドーパミン的幸福(お金、成功)の順
・自分自身の健康を軽視してお金や成功を目指すと、メンタルや体の疾患に陥ってしまう。家族とのつながりを軽視して仕事でがんばり過ぎると、家庭不和になり、幸せとは言えない
・セロトニン的幸福とオキシトシン的幸福を盤石にして、ドーパミン的幸福を積み上げていくことによって、結果として3つの幸福すべてを手に入れることができる
→これこそが「幸せの三段重理論」
Matsumoto City Museum of Art |
0 件のコメント:
コメントを投稿