2022年2月5日

まん延防止で、得した2人

 

 蓼科と松本、2拠点生活2回目の冬。

とっても心地よい日々だが、唯一の誤算は、冬の松本が思った以上に寒いこと。標高が高い蓼科よりマシだが、それでも朝の気温マイナス5度はざら、マイナス10度を下回ることもある。

留守にする時は、マンションの水抜き作業が必須だ。

先日も冷え切った自宅に入る気がせず、つい近所のホテルにチェックインしてしまった。わが家から歩いて行ける、超マイクロツーリズム。

その中級ホテルの料金は、2食付1万3千円だった。コロナ禍で苦境に立つ観光業への支援で、いま長野県民は5千円OFFで泊まれる。さらに、飲食店などで使えるクーポン2千円分がつく。

松本市独自の補助も別にあり、ワクチン接種証明を見せれば3千円OFFプラス、クーポン2千円分。

さぁ、実質的な自己負担はいくらでしょう。

 

夕食の席を案内してくれた同じホテルマンが、翌日の朝食会場にも立っていた。遅番と早番が連続する、すごいシフトだ。

聞くと、まん延防止等重点措置が出てお客さんが減り、それに合わせてアルバイトも減らしたので、正社員にしわ寄せがきているいう。

疲れは隠せず、マスク越しにせき込んでいた。

フロントでは、「お客さんが少ないので、大浴場はほぼ貸切で使えます」と言われた。団体予約のキャンセルが相次いでいるらしい。

 

先日、海外出張から帰国した友人が「指定場所隔離」を食らった。窓の開かないホテルの一室に6泊。3度の食事は弁当で、朝昼晩、廊下に置かれた。

いくらタダとはいえ、このホテル・ライフは苦行そのものだ。日本経済を担って海外出張し、長距離フライトで戻った友への、この仕打ちはいったい…

国内感染者がゴマンと出ている今、海外から帰国したビジネスパーソンを6日も軟禁する意味が、どこにあるのだろうか。

 

蓼科では、職場の同僚のひとり息子、Mくんが、なぜか平日も家にいる。

「しばらく小学校に行かなくていいよ」と、ママに言われたのだ。

首都圏に住む親友Yくんと遊んだ後の、2週間の自主隔離生活。

田舎の小さな学校で、もしオミクロン株を広めてしまったら大変なのだ。

Mくんの学校では、子ども全員にタブレット端末が配られた。授業が動画配信され、それを見て課題を提出すれば、家にいても欠席にはならない。

実は学校がキライなMくん、かなり喜んでいる。

The Artworks from 「パルコ de 美術館」Matsumoto Japan


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