2021年7月23日

まあるいタイヤが四角になると…

 

 朝、駐車場のクルマを出そうとしてビックリ。

左後輪が、ペチャンコにつぶれて四角になっている。

 

 運転歴30年以上になるが、パンクの経験は、ほぼない。そしてこういう日に限って、午前中オリエンテーリングの中学生200人、午後に学校登山の小学生100人をガイドすることになっていた。

 電話でロードサービスを頼むと、山奥のこの家まで1時間はかかりそう…

 あぁ絶体絶命。必死になって、愛車のトリセツをめくる。日本車は故障しないとハナから信じているので、トリセツを読むのも初めて。

 ん? スペアタイヤが…ない。

 最近のクルマは、スペアタイヤを積んでないの? その代わりに、パンクの穴をふさぐ応急修理キットとやらを見つけた。でも気が急いているので、作業手順の細かい文字を追う気になれない。

 ふと閃いて、車載のジャッキでエイヤっと車体を持ち上げた。家から冬タイヤを転がしてきて、パンクしたタイヤと付け替えた。所要約30分。なんとか仕事に間に合った!

 夕方ガソリンスタンドで見てもらうと、タイヤにクギが刺さっていた。

前日に300キロ走ったが、ハンドルを取られたり、振動を感じたりすることはなかった。家に着く直前にクギを踏み、ひと晩の間に、少しずつ空気が抜けたらしい。

移住者仲間に聞くと、

「山の中に住んでいると、都会よりはパンクに遭いやすいみたいだよ」

 とのこと。そして、

「すごいね~! うちのダンナ、そんなことできませんよ」

 と褒められたり、

「外したタイヤ、坂道を転がっていかなくてよかったね~」

 と冷やかされたり。

 言われてみれば、わが家の駐車スペースは、崖の上。

 うっかり手を離したら、真っ逆さまに谷底まで行っちゃいそう…

 でもそれ以前に、走行中に自分で付けたタイヤが外れやしないかと、気が気でなかった。

 電気自動車や水素自動車、自動運転車より、「絶対にパンクしないタイヤ」または「いざという時は空を飛べるクルマ」の実用化を急いで欲しい。


  いろいろありますが、職場のキセキレイ幼鳥は元気に育ってます。




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