大人になったら、何になる?
キャリアに悩む55歳(♂)が、近所の子に聞いてみた。
「考古学者!」~タロウ(家族でエジプトを旅行し、ピラミッドを見て決心)
「トリマーになりたかったけど、私アレルギーだからミュージカル女優」~ルナ(毎日、鏡の前で踊っている)
「まだわからない。でも学校の先生だけはイヤ」~ショウちゃん(遅くまで残業しなくちゃいけないから、らしい。子どもはよく見ている)
「・・・警察官」~えいちゃん(超おとなしい彼が、約1分間の沈黙の後に)
日本の小学生が「将来就きたい職業ランキング」(2019年・学研調べ)では、ついにユーチューバーが男子の1位になった。
「もし私が10歳で、日本で暮らしていたら・・・海外移住を考える」
これは伝説の投資家、ジム・ロジャーズの発言。東京で開かれた会見では、日本の将来を悲観する言葉が並んだ(以下、CNN English Express より)。
「日本は、私が世界で最も好きな国のひとつ。だから、深刻な問題を抱えていることに、胸が痛む」
「毎日、国の借金は増え続け、人口は減り続けている」
「そのうち、社会不安が起きるだろう」
「日本の10代の一番の希望は、政府の仕事に就くことと聞いた。誰もが政府で働きたいと思うような国に、明るい未来があるとはいえない」
ロジャーズの持論は、『21世紀は中国の時代』。我が子を中国語環境で育てるために、家族で米国からシンガポールに移住した。
昨年、「子育て経営学~私たちは子供をどう育てていくのか」というトークセッションが、京都で開かれた。
わが家の子育てを熱く語る、ベンチャー企業経営者たち。その中で、末松弥奈子・ジャパンタイムズ会長ひとりが、とてもクールだった(以下、日経ビジネス電子版より)。
「私も夫も、この社会に適応して生きてきた人間です。親が生きてきた人生の延長線上に、子どもを置いてはいけないと思っているんです」
「だから、子どもとの距離をできるだけ置く努力をすることが、親のできる最大限のサポートだと思っています」
「私のような、ちっぽけな人間の影響は受けないで欲しい」
英字紙のトップとして、日々変化する世界を見ている人らしい意見だ。
「今の子どもの65%は、大学を卒業する時、現在は存在もしていない職に就く」。ニューヨーク市大大学院センターのC.デビッドソン教授は、そう予測している。
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