わが家は、市街地からかなり離れた森の中にある。
こんなへき地まで新聞を配達して頂いて、申し訳ない!
…と、思っていたら、今年から新聞が「郵送」されるようになった。
夕方になってから、3日前の新聞が届く。なんとなく読む気になれず、どんどん積み上がっていく。気がつけば世間様からも遠ざかり…私の中では、最近やっと政府与党のトップ(=次の首相)を選ぶ決選投票が行われたところだ。
ひと月前の新聞によると、争点のひとつが「選択制夫婦別姓」。自民党総裁選の決選投票に残った男性候補者は賛成派で、なぜか女性候補者の方が反対しているらしい。
この国では、結婚時に改姓する95%が女性なのに…
不公平を被る側が、なぜ反対する?
男性ながら改姓を経験したサイボウズの青野慶久社長は、「日本人と外国人の結婚では夫婦別姓を選べるのに、日本人同士だと選べないのは違憲では?」と言う。
(以下、日経ビジネス電子版の記事の一部を紹介します)
・日本で法律婚をすると、改姓する人は免許やパスポート、クレジットカード、銀行口座などの名前を変える作業が発生する。平日に有給休暇を取らないとできない作業もある
・会社内でも、名前を変える作業が発生する。変えたくない場合は今までの名前(通称)を使えるが、手続き上は新しい姓名を使うので、人事や経理などのバックオフィスは二重管理しなければならない
・よく問題になるのが海外出張。通称ではなく新姓で取らないと飛行機に乗れないし、ホテルにも泊まれない。女性が当たり前に海外出張る時代すに、無駄な仕事を増やしている
・海外に行けば、パスポートとクレジットカードが身分証代わり。それと一致しない名前を使うのは、外国人にとってはとても怪しい行為。通称を使えるようにしようというのは、怪しい日本人を量産しようとしている、ということ
・本当に通称を世界のどこでも使えるようにするのであれば、選択的夫婦別姓にしない理由は何なのか。何を守りたくて通称にしようとしているのか
・衆院議員全体における選択制夫婦別姓の賛否を見ると、賛成56%、反対27%。多数決であれば成立するはずなのになぜ可決しないかというと、自民党内で党議拘束を外さないから。賛成か反対か、いつまでたっても決まらない
・選択的夫婦別姓を進めるためには、自民党のメンバーを入れ替える必要がある。考えが古い人や宗教団体と癒着している議員がたくさんいるから進まない
・そういう国会議員に票を入れている日本国民にも問題がある。これは選択的夫婦別姓の問題だけではなく、日本が21世紀に向けて本当に変われるかどうかの問題
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