毎年夏のお楽しみ、サマーキャンプ!
猛暑の東京からバスに揺られて、25人の都会っ子が八ヶ岳にやってきた。
山登り、オリエンテーリング、木登り、ボルダリング、ドラム缶風呂、流しそうめん、BBQ…盛りだくさんな、3泊4日のテント生活が始まる。
今年は、どんな子がいるのかな?
自分のことを「ボク」と呼ぶ、変顔が得意なアキ(小2女子)。霧ケ峰の最高峰・車山山頂では、お菓子を忘れた別の班の子に、「一緒に食べよう!」と、自分のおやつを分けていた。
最終日の博物館見学で、アキが「ボクのカメラがない」と騒ぎ始めた。あちこち探しても見つからず、ついに泣き顔に。
その時、いつも冷静なチホ(小4)が、つと歩み寄った。
「ここにあるんじゃない?」
なんとカメラは、アキが手から提げている帽子の中から発見された。
頼むよ!アキちゃん。
カンタロー(小6)は、サマーキャンプ2度めの参加。しかも4人きょうだいの長兄だけあって、リーダーシップが半端ない。
テント設営や焚火の火起こしを、下級生の面倒を見ながら、率先してやってくれる。自分の自由時間まで使って、BBQのための小枝を集めてくれる。
リーダーの私の出番、ほぼなし。
私の時給を、カンタローにあげたい。
ナサの大好物は、パクチーと紫蘇の葉だ。小2にして、なんて成熟した味覚。
でも、みんなで火をおこし、野菜を刻んで作った素朴なBBQやカレーライスを、ナサはおいしそうに食べた。スパイスは、森の空気か。
キャンプ中にナサと交わした交換日記で、
「なさはマンガかになろうとおもったけど、ミヤさんのしごともいいとおもいました」と書いてくれた。
うれしいね。
ネイト(小1)は、「軍手をなくした」といっては泣き、「ひとりじゃ怖くてトイレに行けない」といって泣く。おいネイト、まだ昼間だよ。
午後になると、「一日が長すぎる~」といって泣いていた。
泣き虫ネイトは、実はトンボやバッタ、カエルを素手で捕まえる名人だった。いちいち戦果を見せに来るので、そのたびに、思いっきり褒めた。
すると最終日、
「家にも帰りたいけど、もっとここにもいたい。どうしよう、決められない~」
またもや半泣きになっていた。
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