人里離れたわがボロ山荘に、某新聞の元中国総局長○○さんと、元アメリカ総局長の◇◇さんが遊びに来てくれた。
久しぶりに再会した○○さん、見違えるほど精悍な体になっている。徹底した糖質ダイエットで、120キロあった体重を半年で70キロまで減らしたそうだ。
ラーメン屋に入り、「麺抜きで」と注文していたという。
めめめ麺抜きラーメン⁈ たいていの店主は承知してくれたらしい。
○○さんは、自称「飲む飲む買う買う買う打つ飲む買う」の人だ。彼の話にはときどき、意味不明な略語が混じる。「この間、MBのかわいい子にマッサージしてもらって…」「なんすか?そのMBって」「マイクロビキニ」
勉強になるなぁ。
以前、私が某国特派員時代にお仕えした△△支局長は、ひたすら「買う買う買う買う買う買う買う買う」のお方だった。
日本の最高学府を卒業して国際政治の著書までありながら、
「オレ新聞記者やめてAV男優になりたい」
と真顔で言う。
△△さんの世界各地での行状を目撃している私たち3人には、彼が100%本心からそう言っているのがわかる。
ある時、△△さんが青ざめた顔をして、エイズ検査に駆け込んだ。
いったい、何があったんだろう。幸い、検査結果は陰性だった様子。
「ネガティブという言葉が、こんなにポジティブに聞こえるとは…」
しみじみ言ったそうだ。
わが某新聞社の規定では、海外出張が10日以上になると、費用会社持ちでホテルのランドリーサービスを利用できる。
「10日目なんてせこすぎる! 出張にパンツ10枚持ってけってか⁈」
○○さんが怒っている。山登りの世界では、そんなの普通ですけどね。
私「ぼくの母校の山岳部の□□子ちゃん、2週間の夏山合宿をパンツ1枚で乗り切ったみたいですよ」「エエエーーーッ!」
わが山岳部女子、歴戦の全国紙記者を驚かせる。
返す刀で、というべきか。長年海外支局を渡り歩いた××さんは、10日以上の出張に出かける際、自宅の洗濯かごの汚れものを全部持参して、経費できれいにするという。
会社も会社なら、社員も社員だ。
海外の空港を颯爽と歩く国際ジャーナリスト、そのスーツケースの中身はICレコーダーとデジタルガジェット…じゃなくて、汚れたパンツ1ダースだったりするみたい。
※今も会社の中枢にいらっしゃる方、就職を控えた学生の未来のために、実名報道は控えさせて頂きます
Kolkata, India 2024 |
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