大学院のゼミでご指導頂いているM先生が、オンライン詐欺に遭った。
その被害額、約90万円…
生真面目なタイプが多い精神分析派と違い、PCA(パーソンセンタード・アプローチ)専門のM先生は、サバサバした性格だ。
90万円取られても、ケロッとしている。
そして「転んでもタダじゃ起きないよ! 私を騙した詐欺師の手口をみんなに広めて!」と息巻いている。
ご希望通り、事件のいきさつを紹介します。
①
M先生のニュージーランド(以下NZ)の友人が、WhatsApp(海外でよく使われるLINEみたいなアプリ)経由で、「日本製のサプリメント(コラーゲン)を買って送って欲しい」と、M先生に依頼
※先生はイギリスで博士号を取っていて、英語圏に友人が多い
② さらにその友人は「家族の誕生日に間に合わせたい。NZからの送金では間に合わないから、代金15万円は建て替えて欲しい」と
③
この時点で先生は詐欺を疑い、念のためその友人の夫からもWhatsAppでメッセージが欲しい、と依頼
④
夫からのメッセージを受け取った先生は、友人を信用して、15万円を指定された口座に送金
⑤
すると今度は「そのサプリを90万円購入すると、20万円分のおまけがつく。だから追加で75万円分買って欲しい」と。
⑥
先生は「そんな大金は建て替えられない。まず、NZからお金を送って欲しい」と返信
※この段階でいきさつを聞いた私は「90万もするコラーゲンなんてあり得ない。ぼくがマツキヨで買ったコラーゲンは千円でしたよ」と言ったのだが…
⑦ すると、「先生の口座に送金した」と、スクリーンショット付きのメッセージが来る
⑦
さらに、みずほ銀行からも「NZから先生の口座に送金があった。3~5日で入金する」とのショートメッセージが
⑧
その「証拠」を信じた先生は、追加の75万円(合計90万円)を送金する
⑨
ところが10日待っても、NZからのお金が先生の口座に入金されない。不審に思った先生が、口座があるみずほ銀行に確認すると、「海外からの送金の事実はない。ショートメッセージも送ってない」との返事
⑩
ここで初めて先生は、自分のWhatsAppのアカウントが乗っ取られていたことに気づく
⑪
犯人は先生のアカウントを乗っ取り、登録されていたNZの友人になりすまして詐欺を働いたのだ
⑫ 友人に頼まれて気軽に90万円を建て替えるM先生は、よっぽどお金持ちに違いない
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| Hongkong, 2026 ※写真と本文は関係ありません |

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